赤面症と多汗症の関係

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多汗症との共通点や特徴、今後の対策について

多汗症に悩む男性

赤面症になると、同時に多汗症も発症することが少なくありません。人前で話すなどして緊張すれば、誰でも身体が熱くなって、じっとりと汗ばむものですが、多汗症の場合は、そんな生半可なものではありません。

 

全身、特に顔や手のひらから汗が噴き出し、皮膚をつたって流れるほど大量の汗をかきます。普通の人がスポーツなどをした後にかくような汗が、じっとしていても噴き出してくるわけですから、本人にとっては非常につらい症状といえます。

 

こうした、暑くもないのに大量に汗をかくという多汗症の症状は、赤面症と同様、必要以上に緊張したり、人前で話をしたりすることに対して神経が過剰に反応してしまうことによって引き起こされます。

 

よく、漫画やアニメの中の緊張する場面で、登場人物が顔を真っ赤にして汗を噴出している場面がありますが、このことからもわかるように、「赤面」と「多汗」は人間が緊張状態にあることをあらわしているといえます。

 

そのため、状況次第では、顔が赤くなったり、大量の汗をかくということは、人間にとって当たり前のことではありますが、「○○症」と呼ばれるからには、それは正常な状態ではないということがわかるはずです。

 

多汗症で大量に汗をかく原因は、赤面症と同じように交感神経や自律神経の乱れによって身体機能が正常に働かなくなってしまっていることにあります。つまり、正常な体温調節や、発汗の量をコントロールできなくなってしまっているわけです。

 

暑い男性

多汗症では、大量に汗をかくだけではなく、顔や身体が火照る症状も同時に多く見られます。それも、徐々にではなく、急にカーッと熱くなることがよくあります。

 

こうした大量の発汗や激しい火照りに襲われる、もしくは襲われそうな状況になることを他人に知られることを非常に恥ずかしいと感じたり、強い恐れを感じることで、ますます症状が悪化するという悪循環に陥ってしまうことが少なくありません。

 

赤面症の人にも同じことがいえますが、多汗症の人は、いわゆる「恥ずかしがり屋」で、繊細な人だといえます。そのため、普通の人以上に対人関係に気を遣い、精力を注いでいるわけで、うまく人と接することができるよう必死に努めているともいえます。

 

必要以上に周囲に気を遣い、他人の目を気にする性格であるため、赤面症の人が赤面することを「変に思われているのではないか?」と感じてしまうように、多汗症の人もまた「おかしなやつだと思われているのではないか?」と余計な心配をし、それが原因でますます多汗の症状が悪化する結果となってしまいがちです。

 

多汗症の人も、赤面症の人も、自分が思っているほど周囲の人は多汗や赤面のことなど気にしていないということに気づき、前向きに人と接するよう心がけることが大事です。


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