赤面症と人見知りの関係

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人見知りとの共通点や特徴、今後の対策について

人見知りの女性

「赤面症」と「人見知り」は、よく混同されたり、関連があるように思われますが、実はまったくの別物です。特に、「赤面症=人見知り」と安易に結びつけて同一視する考え方は明らかな間違いといえます。

 

確かに人見知りは、初対面の人や、あまり親しくない人と接する際に緊張してしまい、思うように話ができなかったり、相手の目を見られないなど、赤面症の症状によく似た特徴があります。

 

しかし、必ずしも赤面するとは限りません。そのため、赤面症患者が抱くような、「顔が赤くなって恥ずかしい」とか「他人から変に思われたくない」といった特別な感情や、不安・恐怖は生じません。

 

赤面症は対人恐怖症の一種であるため、必ずこうした感情が伴います。赤面症と人見知りの決定的な違いは、ここにあります。

 

また、ひとくちに「人見知り」といっても、その程度には大きな個人差があります。

 

人見知りの女性

相手によって親しく笑顔で話せないとか、なんとなく会話がぎこちなくなるといった軽い程度の人もいれば、オドオドしてしまって落ち着かない・居心地が悪いといった中程度の人、あるいは、恥ずかしさのあまり、顔も向けられない、目も合わせられない、またそれが苦痛に感じられるといった重度の人もいます。

 

人によっては、病的な赤面症ではないものの、赤面してしまう傾向があり、人前でうまくく話ができなかったり、顔が赤くなってしまう人もいます。

 

こうした人の場合、過去にうまく人と話せなかったとか、赤面してしまったという経験がトラウマとなってしまい、人見知りがさらに激しくなることもあります。

 

そして、それがきっかけとなって赤面症になってしまうケースもあります。

 

したがって、「赤面症=人見知り」ではないとはいえ、どちらも対人関係による何らかの問題点があるという点では共通しているといえます。

 

人は誰でも幼い頃には、人見知りをする時期があるものです。つまり、子供の頃は誰でも人見知りだといってもいいでしょう。しかし、性格によって人見知りの症状の度合いは異なり、なかには激しいタイプの子供がいます。

 

子供

人見知りの症状が激しい子供が成長して思春期を迎え、何らかのきっかけで赤面し、「恥ずかしい思い出」、あるいは「苦い思い出」として心に残る出来事を経験します。

 

それが単なる「思い出」で済み、後から懐かしむことができれば問題ありませんし、多くの場合はそうなるものです。

 

しかし、人によっては「懐かしい思い出」ではなく、「つらい思い出」「嫌な記憶」として残ってしまうことがあります。いわゆる「心の傷」というものです。

 

これがトラウマとなり、人見知りがさらに激しくなり、なおかつ赤面の症状もひどくなるというケースが少なくありません。

 

こうしたことから、人見知りの人は神経質なタイプで、繊細な性格の持ち主であり、様々な事柄に対して非常に敏感な傾向があるといえます。


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