赤面症を気にしない

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気にしないように意識してみることも重要

女性

赤面症を克服するうえで非常に重要なことは、赤面することを「気にしない」ということです。こんな言い方をすると、「他人事だと思って簡単に言うな」という声が聞こえてきそうです。

 

確かに、赤面を深刻に悩んでいる人が「気にしない」ということは簡単なことではありませんし、同時にもっとも難しいことでもあります。

 

それだけに、この「気にしない」ということが重要なポイントになってくるのも事実なのです。

 

どんなに顔が真っ赤になったとしても、そのことを本人が気にしていなければ、日常生活に支障をきたすこともなく、当然、治療を受ける必要もないわけです。

 

その一方、やや赤くなるという程度の人でも、そのことが過剰に気になってしまい、日常生活に支障をきたすというケースもあり、その場合は治療が必要となってきます。

 

このように、赤面の「程度」の問題と、本人が赤面することを「気にするかどうか」という問題は、必ずしも比例するとは限りません。

 

実際、他人から見ればほとんど赤面していない人が、「私は赤面症だから…」と深刻に悩んでいるケースもあります。この場合、周りの人は気にしていないのに、本人だけが勝手に周囲の目を意識して、赤面することを「気にしている」わけです。

 

女性

周りの人は誰も気にしていない、なんとも思っていない、場合によっては、気づいてさえいないにもかかわらず、本人がひとりで気に病んでいるにすぎないのです。

 

こんな馬鹿げた話があるでしょうか?

 

そのことを患者が気づくことが大事なのです。そして、「赤面することを気にしなくてもいい」「気にする必要はない」ということがわかれば、余計な緊張や不安は生まれなくなり、自ずと赤面の症状も治まっていくものです。

 

この、「気にする必要はない」ということに「気づき」、そして実際に「気にしない」ように導いていくという手法は、病院などで行なわれる赤面症治療の各種の精神療法での指導と同じといってもいいでしょう。

 

カウンセラー

これを自分で意識的にやってみるということが、ここで言う「気にしない」ということでもあります。

 

「気にしなくてもいい」「気にする必要はない」ということに気づくことができなければ、他の方法によって赤面を解消できたとしても、今度は別のことが気になり、新たな症状があらわれることになってしまいます。

 

たとえば、他人の“目”が気になるようになり、「視線が怖い(他人から見られることが怖い)」とか「顔がこわばって、うまく表情を作れない」といった症状があらわれることがあります。

 

赤面症を治すには、その根本にある対人恐怖を解決し、他人の目を気にする性格を修正することが何より大事なのです。