赤面症を催眠療法で治療

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催眠療法とは?特徴や効果について

医者

赤面症治療の有効な方法のひとつに「催眠療法」があります。「催眠」と聞くと、スピリチュアルなイメージがあり、どこか怪しげに感じられるかもしれません。

 

確かに、少し謎めいた雰囲気があり、医学的とはいえないような気がするかもしれませんが、れっきとした赤面症の治療法として確立されたものであり、一定の効果を示すことが知られています

 

赤面症になってしまう原因は人によって様々ですが、たいていは過去に体験した恥ずかしかった出来事や、大きな失敗をしてしまったことなどがトラウマとなって、赤面症になってしまっています。

 

赤面症で悩んでいる人は、なぜ、自分が赤面症になってしまったのか、そのきっかけやトラウマに気づいていない、あるいはわからないという人が少なくありません。

 

そこで、催眠療法では、患者の潜在意識に入り込むことで、過去の体験を探り、赤面症の原因を除去していきます。

 

催眠療法では、まず緊張を解きほぐして身体をリラックスさせてあげます。そのうえで、潜在意識に働きかけ、過去に体験した出来事を引き出し、赤面症の克服につなげていきます。

 

ただ、こうした催眠療法は、「伝統的催眠法」と呼ばれていますが、この催眠を受けた人の4分の1程度しか催眠状態になることができず、終わってからも違和感を感じる人が少なくないようです。

 

そこで、これとは別に、呼吸法などを用いて、患者自身が催眠状態を作っていく「現代催眠法」という方法があります。これは、訓練次第では、「伝統的催眠法」よりも高い催眠効果を得られ、リラックスすることができるようです。

 

医者と患者

 

こうした催眠療法では、意図的に頭がボーっとした状態を作り出します。

 

ただ、ボーッとはしているものの、ぼんやりと意識はあります。この状態で、赤面症を引き起こすことになった根本的な原因を探り出します。

 

患者自身が覚えていないところや、無意識に自分に都合の良いように記憶を変えてしまったところに原因が潜んでいる場合もあります。

 

また、自分ではもう忘れてしまっている、幼い頃に友だちからバカにされた経験などが現在の性格を形成する原因になっていることも考えられます。

 

赤面症の人は、こうしたトラウマがある場合が少なくありません。

 

原因が見つかったら、それと患者本人を向き合わせ、その原因と現在とは違うこと、あるいは、もう終わったことであることを自覚させ、そして対処法などを自分なりに考えていくことで赤面症を治していきます。

 

患者は、原因を探り出すまでは催眠状態にありますが、原因が見つかり、それと向き合うのは意識がある状態で行ないますが、これら全体で「催眠療法」と呼びます。

 

催眠療法の効果は患者によって個人差がありますが、赤面症のトラウマを発見するには非常に有効な方法だとされています。

 

もともと赤面症の人は、他の人よりも不安を感じたり、緊張しやすい傾向があるので、ごく普通の日常生活だけでも想像以上に多くのストレスを感じているものです。こうしたストレスをコントロールし、赤面症を改善するには、現代催眠法はかなり効果的な方法といえそうです。