赤面症を内観法で治療

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内観法とは?特徴や効果について

医者と患者

赤面症の治療に用いられる「内観法」は、日本で開発された方法で、その後、世界中で知られるようになりました。赤面症に限らず、様々な精神疾患などに広く用いられ、高い効果を見せている治療法のひとつです。

 

内観法は、「真の自己を知る(本当の自分を知る)」ことを目的としており、「集中内観」と「日常内観」を組み合わせて行なわれるのが一般的です。

 

「集中内観」は、研修所や病院などに1週間宿泊して行ない、「日常内観」は、文字どおり、日常生活のなかで行なう方法です。

 

集中内観は、周囲を屏風などで仕切った落ち着ける場所に、楽な姿勢で座って行ないます。そして、母親に対して、自分がこれまでどうしてきたかを確認していきます。

 

「どんなことを世話になったか」、「それに対してどう返したか」、「どんなことで迷惑をかけたか」の3点について、年齢ごとに調べていきます。

 

まず初めは「小学校低学年のとき」、次に「小学校高学年」、そして「中学時代」といったようにして、現在までを調べていきます。

 

母親について一通り終わったら、次に父親、配偶者、子供といったように、身近な人に対する自分の態度を確認していきます。

 

この間、面接官が1〜2時間おきに3〜5分間の面接を行ない、1日7〜8回程度の面接が行なわれます。

 

こうした一連の確認作業と赤面症の関係がわかりにくいかもしれませんが、内観法の本来の目的である「本当の自分を知る」というところに大きなポイントがあります。

 

人は誰しも、本当の自分を知ることによって、その内面が大きく変わっていくものです。つまり、自分の内面を見つめ直し、さらに身近な人たちとの関係も冷静に見つめ直すことによって、自分に自信が持てるようになるようです。

 

自分に自信が持つことができれば、人前で話したり、苦手な人・好きな人と相対しても、感情をコントロールすることができるので、不安を抱いたり、緊張したりせずに、冷静に対応することができ、対人恐怖症が解消され、その症状のひとつである赤面症も治っていくというわけです。

 

研修を受けるサラリーマン

そもそも内観法は、本来は仏教色が非常に強い手法ですが、仏教色を排除した内観法は国際的にも高い評価を得ており、企業の研修や学校教育の現場にも取り入れられています。

 

自分を正しく見つめる内観法は、赤面症の治療法としてだけではなく、自分を大きくステップアップする効果があるといえます。

 

特殊な治療法のように思われがちですが、内観法を取り入れている病院は全国にたくさんあるので、インターネットなどを利用すれば簡単に見つかるはずです。また、担当医に相談して、紹介してもらうのもいいでしょう。