赤面症を自己暗示法で治療

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自己暗示法とは?特徴や効果について

カウンセラー

赤面症の治療には「自己暗示法」というものがあります。

 

赤面症の人は、自分が赤面してしまうことを意識しすぎて、常に「赤面したくない」「赤面したらどうしよう」「赤面したら周りから変に思われる」「赤面したら…、赤面したら…」といったことを考えてしまい、とにかく「赤面した自分」のイメージを強く持ってしまっています。

 

言い換えれば、赤面することばかり考え、実際にそうなる方向に向かう「負のイメージ」を、自分に対して繰り返し与え続けてしまっているのです。

 

そこで、自己暗示法を用いて、心が良い方向に向かい、リラックスできるイメージを持てるようになれば、緊張を抑え、赤面しないで済むようになります。

 

自己暗示法は、ある特定のキーワードを決めて、そのキーワードを思い浮かべたり、唱えることで、心身の緊張を取り除いていく方法です。

 

キーワードは、自分がリラックスしやすい「言葉」に限らず、リラックスした「情景」や「セルフ・イメージ」でも構いません。

 

自分がリラックスできるものであれば、とにかく何でもいいわけです。

 

たとえば、赤面症で悩んでいた小学6年生の少女は、あるとき、下級生の子から「おねえちゃんのほっぺ、リンゴみたいでかわいいね」と言われました。

 

その後、少女は自分が赤面しそうになったり、実際に赤面してしまったときに「おねえちゃんのほっぺ、リンゴみたいでかわいいね」という言葉を思い出しました。

 

すると、赤面せずに済んだり、赤面していたのが短時間で治まるようになり、次第に赤面すること自体がなくなったといいます。

 

つまり、「かわいい」が、この少女にとってのキーワードになったわけです。

 

また、自分が好きなもの、癒されると感じるものを連想するという方法もあります。

 

たとえば、動物好きの人であれば、自宅で飼っているペットの名前を心の中で繰り返し呼んだり、寝顔を思い浮かべると、心が和み、緊張が鎮まって赤面を抑えることができるというケースもあります。

 

イメージする言葉は何でもいいものの、「すぐ治る」とか「大丈夫」といったものよりも、むしろ直接的にリラックス感や安心感に結びつきやすい、前記の「かわいい」であったり、ペットの名前や寝顔などのほうが効果が高いようです。

 

また、以前に旅行で訪れて印象に残った田舎の光景や、海が好きな人なら海岸の光景、山が好きな人なら、登山をしているときのことを連想するといった方法もあります。

 

リラックスできるキーワードは人それぞれなので、自分なりの言葉や情景などを見つけてみましょう。