赤面症は何科で診察?

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何科の病院で診察してもらった方がよいのか

診察を受ける男性

赤面症は顔が赤くなるという症状があるものの、皮膚の病気ではないため、皮膚科に行っても治療できません

 

赤面症は対人恐怖症の一種であり、精神的な問題が原因で引き起こされる神経の病気です。そのため、適切に治療を受けるには、精神科や神経科、精神神経科、心療内科など、精神系や神経系を専門としている病院を受診する必要があります。

 

このなかでもっとも一般的な精神科は、神経症やうつ病などを治療する診療科です。

 

かつては「精神科」というと、極めて特殊な診療科と思われ、抵抗を抱く人が少なくありませんでしたが、近年、うつ病をはじめとする「心の病」が急増したことにより、なんら特別なものではなくなり、非常に身近な存在となってきました。

 

外観や設備、医師や看護師などのスタッフも他の診療科となんら変わることはないため、気軽に足を運ぶことができます。

 

また、「心の病」を患う人が増えたことに伴って急増している「心療内科」は、ストレスによる各症状を抑制・治療する診療科です。赤面症に限らず、多汗症や過食症、過敏性腸症候群、月経前緊張症、夜尿症、胃腸疾患や発疹などを対象としています。

 

神経科は、神経症をはじめとする神経疾患全般を治療する診療科なので、赤面症治療も行なっています。

 

赤面症の治療では、長期にわたって通院しなければならないケースが少なくないので、こうしたことも考慮したうえで、通院に無理のない場所にある病院やクリニックを選んだほうがいいでしょう。

 

ただ、精神科や神経科、心療内科などは、一般的になってきたとはいえ、内科・小児科や歯科、眼科などに比べると決して多くはないので、必ずしも近場にこうした診療科の病院があるとは限りません。

 

医師

そんなときは、とりあえず一般の内科を受診するといいでしょう。

 

精神系や神経系の専門ではないとはいえ、応急処置的に抗うつ剤や精神安定剤などを処方してもらうことができます。症状がひどくて内科では対応できないような場合には、最適な病院を紹介してもらうことができます。

 

赤面症では抗うつ剤や抗不安剤、精神安定剤などを用いた薬物療法が行なわれるのが一般的ですが、よほど軽症の場合を除いては、薬物療法だけでは完治には至りません。

 

薬物療法によって緊張や不安の症状を改善すると同時に、心の奥に潜む根本的な原因を究明し、それを取り除くためには、認知行動療法や森田療法などの心理的な療法が必要になります。

 

こうしたことから、赤面症をしっかり治療するには、近所の内科で済ませようとせず、精神科や神経科、精神神経科、心療内科など、精神系や神経系を専門としている病院で適切な治療を受けるようにしましょう。