赤面症とレーザー治療

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赤ら顔に効果のあるレーザー治療。赤面症への効果は?

医師

赤面症と混同されたり、同一視されることのある、いわゆる「赤ら顔」は、美容外科などで行なわれるレーザー治療が効果的です。そのため、赤面症治療にもレーザー治療が効くと思われがちですが、実は効果はありません

 

赤面症と赤ら顔は、確かにどちらも顔が赤くなるという点では共通してしますが、根本的な原因はまったく別のところにあります。

 

赤ら顔は、生まれつき顔の皮膚が薄かったり、にきびなど何らかの原因で炎症を起こしていたり、アレルギー反応によって荒れていることによって顔が赤くなることをいいます。

 

炎症が起きていなくても、気温などの影響で血管が浮き出て見えたり、ひどい場合はリンゴ病のように真っ赤になることもあります。

 

特に、頬や鼻、目の周りなどが赤くなっている場合は、毛細血管が原因であると考えられます。血管の中を流れている血液の赤い色が、皮膚を透けて表面にあらわれている状態です。

 

このようなケースでは、普通よりも皮膚が薄いことが原因です。毛細血管というのは、頬や鼻の周りに集中しているので、その色が表面にあらわれやすいということです。

 

赤ら顔は、にきびなどによる肌荒れや、アトピー性皮膚炎による肌の炎症が原因であるケースも少なくありません。

 

にきびが原因の場合

にきびが原因であれば、当然、にきびを適切に治療することによって皮膚の赤みを解消することができます。念入りに洗顔をしてもなかなか治らないにきびは、頻繁に手で触ったり、つぶしたりしないようにしましょう。

 

市販の治療薬で治る場合もありますが、専門の皮膚科できちんと治療を受けたほうが間違いないでしょう。素人判断で処置をすると雑菌が入る恐れがあり、症状をさらに悪化させてしまいます。

 

また、跡が残ってしまうと、さらに厄介なことになるので、くれぐれも注意しましょう。適切に処置すれば、にきびはもちろん、それが原因の赤ら顔も自然に治っていきます。

 

アトピー性皮膚炎が原因の場合

アトピー性皮膚炎の場合は、アレルギー性の皮膚病の一種なので、皮膚科などで専門的な治療を受けて治療することによって、赤くなることを防ぐことができます。

 

 

 

赤ら顔の改善には、レーザー治療などの美容整形的治療が用いられることがありますが、赤面症は原因が異なるため、レーザー治療では改善されません。

 

一部の美容外科などでは、赤面症治療にレーザーを用いているところもあるようですが、その効果は疑問視されています。

 

赤ら顔は、皮膚の問題であるため、レーザーを用いた、外からの治療が可能ですが、赤面症の根本的な原因は、その人の心の中にあるものであり、外科的に治療できるものではありません。

 

赤面症は、赤ら顔と違って、常に顔が赤いわけではなく、精神や神経の興奮・緊張状態のときだけ赤くなるので、レーザーで皮膚を治療するといった表面的な療法では意味がないわけです。