赤面症の感情的理由

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感情的理由とは?その特徴について

緊張する男性

赤面症の症状のほとんどは「感情的理由」から起こるとされています。

 

感情的理由は、「緊張」と「不安」が大半を占めています。つまり、緊張に伴う不安感が赤面症を引き起こすのです。

 

一般に、赤面症の人は自分に自信がないという傾向があり、もともと不安を感じやすい体質だといえます。このような人は、人前で話をしたり、苦手な人や、好きな人などと会話をするときなどに必要以上に緊張して不安を感じてしまいます。

 

このような状況は誰もが経験のあることで、通常は特に問題となることはありませんが、赤面症の人は、緊張や不安を感じると交感神経が活発に働きすぎてしまいます

 

交感神経の働きが促進されると血液の循環がよくなり、その結果として顔の毛細血管に血液が集中し、そのため顔が赤くなってしまうのです。

 

こうした感情的理由による赤面症の場合、厄介なことは実はここから先にあります

 

いったん自分が赤面していることを自覚してしまうと、今度は赤面していること自体に不安を感じるようになります。

 

たとえば、会社の会議で発言しているときに、赤面している自分を見た周囲の人から「変だと思われないだろうか?」「笑われているのではないだろうか?」というネガティブな考えが頭の中を駆け巡り、そのことで頭がいっぱいになってしまうのです。

 

こうなると、赤面することがさらに嫌になってきて、赤面するような状況になる前から早くも緊張して赤面し、いざ会議などの本番となるとますます赤面してしまうことになります。

 

さらに悪化すると、緊張するような状況ではないとき、つまり普段から顔が赤くなった状態が続くようになってしまいます。

 

鏡を見るたびに自分が赤くなっているのがわかるわけですから、当然、他の人にもわかってしまいます。

 

そのことが終始、気になるようになり、同僚や取引先の人たちから「“顔の赤い人”と笑われているのではないか?」などと勝手に思い込むようになり、ここから自信を喪失し、さらに自己嫌悪に陥ることになります。

 

そして、「赤くなった自分」を他人から見られることを避けるようになり、人と会うことを嫌がったり、最悪の場合、自宅に引き込むってしまうケースもあります。

 

このように、感情的要因による赤面症は、いわゆる「負のスパイラル」をもたらし、日常生活・社会生活に支障をきたすこともあるので、できるだけ早い段階で専門医の診察を受け、適切な治療を受けることが大事です。

 

早ければ早いほど軽症で済むので、長期にわたる治療を余儀なくされることは少なくなります。


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