あがり症の症状

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代表的な2つの症状をピックアップ!

寝れない男性

「あがる」と「緊張する」は非常によく似ているため、混同されたり、同一のものと思われがちですが、実は全くの別物です。

 

「緊張」というのは、人間が生活していくうえで欠かせない、また当たり前の反応といえます。

 

たとえば、重要な会議でプレゼンテーションなどをする場合、数時間前、あるいは数日前から緊張して興奮してきます。それによって、トイレに行く回数が増えたり、前日はなかなか寝つけないといったこともあるでしょう。

 

こうした緊張感は、日常の危険から自分の身を守るための本能であり、「条件恐怖」と呼ばれるもので、誰にでもあることです。

 

これに対して、あがり症の場合は、あがってしまう対象が会議など緊張を強いられる場面に限られておらず、「無条件恐怖」と呼ばれています。

 

たとえば、会話がスムーズに進まないほどにあがってしまったり、コンビニなどのレジでお金を払うときにもあがってしまうといった症状があらわれます。こうなると、「緊張」ではなく、真性のあがり症だといえます。

 

あがり症の具体的な症状は、大量に汗をかく、人と会話をするときに顔が赤くなる、胸がドキドキする、呼吸が浅くなって胸がつかえたような感じになる、声が震える、声が上ずる、声がひっくり返る、声が出ない、唾がたくさん出てきて生唾を飲み込む、視線が定まらない、ソワソワして落ち着かないなどがあります。

 

あがり症の代表的な症状には「多汗症」と「赤面症」の2つがあります。

 

多汗症

「多汗症」は、文字どおり、多くの汗をかくというもので、人前で緊張したときにあらわれる症状です。ひどい場合は、顔や手から汗が噴き出し、滴り落ちるほどの人もいます。

 

この多汗症の直接的な原因は、汗を出す機能を持つ「エクリン腺」にあると考えられており、ここに何らかのきっかけで障害が起き、異常に汗が出ることになります。

 

エクリン腺に障害が起きる原因には様々なものがあり、内臓疾患もそのうちのひとつですが、あがり症の多汗症のほとんどは交感神経の異常が原因とされています。

 

交感神経は緊張をつかさどっており、活動が活発になりすぎることによってエクリン腺が刺激され、必要以上に多くの汗が出ることになります。

 

赤面症

あがり症のもうひとつの代表的な症状である「赤面症」は、言うまでもなく、顔が赤くなってしまうというものです。

 

赤面症の原因は様々ですが、感情的な原因、生理的な原因、環境的な原因に大別されます。

 

あがり症の代表的な症状である多汗症と赤面症には、大きな精神的ストレスがついて回るため、こうした症状を苦にして、ますます自分を追い詰め、さらに深刻な精神疾患につながってしまうケースも少なくありません。