赤面症と赤ら顔

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赤面症と赤ら顔の各特徴や違いについて

考える女性

赤面症による「赤面」の症状と、いわゆる「赤ら顔」を混同している人がいますが、これらはまったくの別物です。

 

赤面症は、心理的要因からくる交感神経の異常によるものです。対人恐怖症の一種のあがり症のひとつで、問題の本質は精神的な部分にあります。

 

赤面症には必ず何らかの不安や、それによって生じる緊張が伴いますが、赤ら顔ではこうしたことは基本的にはありません。

 

赤ら顔とは?

医者

赤ら顔とは、もともと皮膚が薄かったり、何らかの原因で炎症を起こしていたり、あるいはアレルギー反応によって荒れているといった状態によって顔が赤くなることをいいます。

 

仮に炎症を起こしていなかったとしても、温度などの関係で血管が浮き出るように見えたり、リンゴ病のように紅潮することも含まれます

 

頬や鼻、目の周りなどに赤みが出ている場合は、毛細血管が原因です。つまり、血管の中を通る血液の色が、皮膚を透けて見えている状態だということです。

 

このケースの場合、もともと皮膚が普通よりやや薄いことが考えられます。特に、頬や鼻の周りは、毛細血管が集中しているので、赤く見えやすいわけです。

 

アトピーやにきびが原因の赤ら顔

アトピーやにきびなどによる肌の炎症や荒れが原因となっている場合もあります。アトピーはアレルギー性の皮膚病の一種であるため、皮膚科などでの専門的な治療が必要です。

 

アトピーでは赤ら顔だけではなく、肌の乾燥や痒みなどの症状も多く見られます

 

さらに、にきび肌が原因となっているケースも少なくありません。しっかりと洗顔をしてもなかなか治らないにきびは、必要以上に手で触れたり、つぶしたりするのはよくありません。

 

市販の治療薬を塗るのも有効ですが、専門の皮膚科できちんと治療を受けるほうが確実です。素人がヘタに処置をすると跡が残ってしまう可能性がありますし、雑菌が入ると化膿するなど、さらに症状を悪化させてしまうこともあります。

 

こうした炎症性の赤ら顔は、たとえ気になっても自分ではあまりいじらないことが大事です。また、素人治療も控え、皮膚科での治療を受けることを第一に考えましょう。

 

赤ら顔の改善には、レーザー治療などの美容整形的治療が用いられることがあります。女性の場合であれば、化粧方法を工夫するなどすれば、外見的な改善はかなりできます。

 

このように、赤ら顔は皮膚の問題であるのに対し、赤面症は精神的問題であることが大きな違いです。

 

ただ、赤ら顔がコンプレックスになって人前に出るのが恥ずかしい、他人に顔を見られたくないといった対人恐怖症状の症状があらわれるケースもあります。

 

その結果、内にこもりがちとなって、対人関係を避け、交友関係が薄れていくことがあります。

 

その点では、赤面症の症状と共通する傾向があるともいえます。